【2025年2月】国内クラウドファンディング資金調達ランキング

2025年2月、購入型クラウドファンディングの大手プラットフォーム(CAMPFIRE, Makuake, READYFOR)における、資金調達が多かったプロジェクト(累計金額ではなく、単月の調達金額)を集計しました。

※ ご注意
このランキングは、多くの人から支援されているプロジェクトの傾向を掴み、今後のプロジェクトの成功に役立てていただく目的で、当サイトが独自で集計したデータに基づいて行っています。そのため各プロジェクトの調達額については、公式なものではありません。また、調達規模を大まかに掴むのに支障がない範囲で、数字を丸めさせていただいております。

CAMPFIRE〜CAMPFIREらしくバラエティに富んだラインアップ

タイトルジャンル調達額
139言語の会話もノイズもクリアに。耳で世界の壁を超える1台3役スマートイヤホン輸入販売1,575万円
【DEEP DIVE】民間でインテリジェンス機関を立ち上げ、運営していきたいソーシャルグッド1,523万円
【旋風再び】日本発の特撮サメ映画『温泉シャーク2』制作決定!次の舞台は九州だ!映画制作1,271万円
7周年記念 ソード・ワールド2.5 デラックス版ルールブックプロジェクト書籍出版1,257万円
「2026 なめこ日めくりカレンダー」復活プロジェクトカレンダー制作1,158万円

2月は調達金額こそ伸びなかったものの、上位は様々なジャンルからのラインナップ。プラットフォームとしての方向性が顕著な他の大手2社と違い、CAMPFIREはいい意味で偏ってなく、プロジェクト起案者としては使いやすい。特に(新商品の開発資金など)開発系のプロジェクトの場合は、ここか大手以外のプラットフォームが私の中では選択候補になりつつあります。

今月は3位と5位に開発系のプロジェクトが入っています。本当に実現するのか不確定な開発系プロジェクトが上位に来るのはCAMPFIREでもそうないことで、2つも入るのは珍しい。全国区な知名度を持っているコンテンツものなら別なのですが(私が知らないだけかもしれませんが)。

特に「温泉シャーク」には笑わせてもらいました。今回は『2』なんですが、『1』のときも制作費の一部をクラウドファンディングで調達していて、1千万円以上の調達に成功していたんですね。今回は開始1週間で前回の調達額を超え、残り3週間でファイナルゴールはなんと1億円

プロジェクトページもとにかく遊び心が満載(大真面目で作っていたらごめんなさい)。なんと前作は2024年のサメ映画オブザイヤー金賞を受賞しているようです(ノミネートは何件あったのでしょうか)。

こういうプロジェクトって日本にも結構あるんですよね。ただ海外に比べると調達金額があまり伸びない。確かに発想がいくら面白くても、プロジェクトの実現性(リターンの提供含む)が不確実でないなものに支援するのは割り切りが必要ですので、致し方ない部分もあるのですが。

とにかく開発系のプロジェクトが上位に来る流れは、中小企業の新しいチャレンジのお手伝いをしている私も本当にうれしいです。

Makuake〜TOPは2月7,000万円超、累計1億8,000万円超を売上

タイトルジャンル調達額
身体が喜ぶチェア。首・腰・腕の負担を徹底軽減|COFO Chair Pro 2プロダクト販売7,207万円
【革新的に進化】さらにプロ級の洗浄力へ!電源&水道接続不要!コードレス高圧洗浄機輸入販売4,969万円
スリープテックであなたの未来が変わる|AIスマートリングRingConn第2世代プロダクト販売4,075万円
音声文字起こし×手書きノート!アイデアを逃さないiFLYTEK AINOTE輸入販売3,444万円
テクノロジー満載!軽い、こげつきにくい、極旨鉄フライパンで簡単にプロ級の味へ。プロダクト販売3,076万円

TOPに立ったのは、快適な座り心地を提供するデスクチェア。2月単月で7,000万円超、3月8日時点では累計1億8,000万円の売り上げを達成しています(最終的には2億円超えまで売り上げを伸ばしました)。は技術系のプロダクトが上位を占めた模様。

こういったデスクチェア自体は珍しくはありません。値段も定価で6万円、当プロジェクトでは20%前後の割引で購入できるわけですが、他の店舗で販売されているものとの大きな違いがあるわけではありません。

2ヵ月で2憶超の売上の評価は人それぞれなのかもしれませんが、私からするとすごいことで、販売サイトとしてのクラウドファンディングの可能性を感じます。

READYFOR〜大学運営の新しい形を感じさせるプロジェクトがランクイン

タイトルジャンル調達額
命を繋ぎ、共に生きる。希少猛禽類により良い救命医療と共生環境を!動物医療2,605万円
大好きなこの地域を守る-すべては患者さんのために 救急車両更新を-医療・福祉1,986万円
住宅密集地においても医師が一刻も早く患者さんの元へ駆けつけるために医療・福祉1,523万円
第二弾・早稲田大学競走部駅伝強化プロジェクト 箱根の頂点へ、世界へスポーツ支援1,399万円
救える命を取りこぼさないために。ライフボートの活動存続にご支援を動物愛護1,290万円

上位で目を引いたのは、早稲田大学の駅伝強化プロジェクト。

日本に限らずスポーツに力を入れている大学は多いですよね。イメージ向上だけではなく様々な目的があると思うのですが、当然それにはお金がかかる。公式の部活動の場合、活動資金の一部は大学の予算が付くのでしょう。その元手は補助金、学費、寄付金などです。

さて当然活動費は多いに越したことはない。なので、クラウドファンディングで上積みを狙おうというのは、非常に有効だと思いますし、今後このようなケースは増えていくのではないでしょうか。手間はかかりますが、駄目元と考えれば経済的なリスクもありません。

ただこのように勧めると「資金が集まらなかった時に恥ずかしい」という事を気にされる方が多い。クラウドファンディングの場合、いくら集まったという結果は公開されてますから、評判を気にされる。それは至極当然なことだと思ってます。私もそうならないようサポートさせて頂いているのですが。

ただクラウドファンディングの場合、プロジェクトの起案者(個人・団体)に関わった人が多ければ多いほど有利です。そういう意味では、大学(及びその競技)には伝統があればあるほどOB含め支援者が多いので、マッチしています。そういった関係者にうまくリーチさえできれば、成功する確率は高いのではないでしょうか。

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